ファンダメンタルズ

ポンド安になっている理由(Brexit編)

 

Unknown

 

※結構長いですが、Brexitの流れ全部まとめてます。役に立つのでどうぞ。

※長いのでいっぱいいっぱいの方はEU首脳会議でのBrexit問題についての欄は赤文字だけ読んでもらったら大丈夫です。

 

 

こんばんは。

ポンド安になっている理由(利上げ観測後退編)からの継続記事になります。

まだ確認されていない方はそちらをお先にどうぞ^^

 

 

ふと思ったのですが、Brexitについてご存知じゃない方もおられますかね。

Brexit=英国がEUを離脱することです。

 

この記事ではBrexitの圧力が強まった背景から現状はどうなっているのか。

そしてEUを離脱する事によるメリットとデメリットについて記載していきます。

 

最近(2016年3月20日)の相場はBrexit関連で動きやすくなっています。

状況を理解しているのとしていないのとでは、

ニュースが出たときの対応スピードに雲泥の差が出てくるので、今回を機に理解してしまいましょう。

 

 

 

Brexitの圧力が強まっている背景と国民投票

Brexitの背景として、主に三つあります。

・移民対策をしたい
・EUがより統合を目指しているが英国は一線をおきたい 
・金融機関へのEUからの規制強化をやめてほしい

 

特に移民対策は深刻で、英国では反移民感情がかなり高まっています。

 

2004年以降の東欧諸国のEU加盟で、

英国は労働党政権のもと東欧移民を大量に受け入れて労働法を緩和しました。

結果として、2014年までに100万人近い移民が入国したんですよね。

 

その移民たちが英国人の職を奪っていると指摘があり、印象が悪くなっているんです。

 

また、最近はシリア難民に代表されるように福祉保障を目当てで移民してくる者たちもいます。

そうなると、

「移民が英国人の職を奪い、福祉予算を食いつぶしている」という主張が出てきました。

 

そういった事情からEU離脱派が増えてきているので

キャメロン首相が2015年の総選挙で政権を維持するために国民投票をすると約束をしました。

 

キャメロン首相の思惑通り保守党は圧勝したのですが、

公約通りにEU離脱の国民投票を実施しなければいけません。

 

キャメロン首相としてはEUに残留したいので、

国民投票の前にEU首脳会議でいい結果を引き出したかったんですね。

 

 

 

 

EU首脳会議でのBrexit問題について

英国がEUに留まるために2月のEU首脳会議でEU改革案を提出しました。

 

改革案で求めたこと

・英国へのEU移民が英国民と同じ福祉を受けるのは5年目以降にしたい
・英国会はEU指令の国内適用を否決できる
・経済競争力を弱めるEU規則を緩和する
・ユーロ圏の経済政策決定に対するユーロ非加盟国の発言権強化
etc..

 

先ほどの背景を踏まえると、上三つは理解しやすいと思います。

 

上から、

・英国の移民政策
・EUからの指示を英国の意思で否決できる(統合からの回避)
・経済(金融機関)に取って不利なEU規制を緩和する

 

EU離脱派が論点にあげていたポイントですね。

完全ではないながらも、

EUに留まりながら英国の意見を通す出来る限りの事を実施した印象です。

 

 

それに対してEU首脳会議で受け入れられたこと

・EU協定に盛り込まれた共通政策目標を免除され、国会がEU政策を否決できる
・ユーロ圏の経済政策に英国の意向を反映
・英国に今後移民するEU他国の労働者については最初の4年は社会福祉関係の恩恵を制限するなど、7年間の「緊急措置」を導入できる
・移民の出身国在住の子どもに対する家族手当は該当国の生活水準に応じたスライド制にする
etc..

 

上からいくと

・EUからの指示を英国の意思で否決できる(統合からの回避)
・経済に取って不利なEU規制を緩和する
・英国の移民政策
・英国の移民政策

 

まさに英国の意向をすべて反映させたような結果ですね。笑

 

 

EUはいま崩壊寸前なので、

ドイツに次ぐ経済大国の英国にEUを離脱されるといよいよやばいんですよね。

ここは脱線するので今度詳しく解説します。

 

なのでBrexitされないように英国の意向をそのまま反映せざるを得なかったんです。

 

これを受けて、キャメロン首相は6/23に国民投票を実施する事を決めました。

 

離脱派が多いので国民投票を約束し選挙に勝つ。

その上でEUから特例を認めてもらい、EU残留に国民感情を傾ける。

 

その後に国民投票をする事で、

EU残留にこぎ着けるというまさにシナリオ通りにここまでは進んでいきます。

 

ここまでは。

 

 

 

 

反対派のより一層の台頭

この結果をうけすぐに、ボリス・ジョンソン・ロンドン市長がEU離脱を改めて表明しています。

「思い悩んだが、EU離脱以外にできることは何もないと考えている」

「この国の人々にとってより良い取り決めを望む。つまり資金を節減し、権限を取り戻すことだ」

と述べ、

EU首脳会議での合意はEUと英国の関係を根本的に変えるものではないと発言しました。

 

併せて閣僚6人もEU離脱に賛成しており、

発表後すぐに離脱を表明したことから思ったよりも世論はEU残留に傾いていません。

実施する世論調査によっては、離脱派が多数になる事もあるのが現状です。

 

 

 

 

Brexitによるメリットとデメリット

EU離脱する事によってポンドが大幅に下落すると言われています。

そうなる事によりメリットとしては

・輸出拡大に苦戦してきた英国経済にとってプラスに働く可能性がある
>EU域内では関税がかけられる恐れがあるので、その他の地域との交渉次第
・労働法や安全基準(移民)などで独自の法律を作れる

があります。

 

デメリットはいくつかあり、

・ロンドンの金融セクターとしての地位が低下する可能性
・投資されている資金が引き上げられる
>GDPの低下
・企業が英国から拠点を移す
>不動産市場に悪影響
・EU市場への自由なアクセスが出来なくなる
・EU域内への輸出で関税が設けられる
・スコットランドの独立問題が再燃する
>スコットランドはEU加盟存続賛成派が多数のため、独立運動が活発化する可能性が高い
・英国の格付けが下がる可能性がある
・EU自体も悪影響が大きい

などがあります。

 

 

 

 

まとめ

Brexitの背景からEU首脳会議の話、経済的なメリット・デメリットを記載しました。

細かい部分は間違っていても良いので、

大枠の背景を理解しないとニュースを見た時に理解出来ません。

 

そうなると書いている事が頭に入らないので、大枠だけで結構なので把握してもらいたいです。

 

で、Brexitになるとポンドが売られるので、それを見越して今は売られています。

EUに残留するようなニュースが多くなってくればポンドは買われますが、

それまではある程度上値が抑えられる可能性があります。(相場に絶対はないですけどね)

 

今後、残留が決まれば利上げも本格的に話題になってくるでしょうし、

ポンドが本格的に上昇するのはその時だと考えられます。

 

ファンダメンタルを理解すればそういった上昇局面に移る初めの部分を取る事が出来るので、

これを機にBrexitと利上げの話題は注視してください^^

関連記事:ポンド安になっている理由(利上げ観測後退編)

 

 

ご質問・ご相談は上のお問い合わせフォームからどうぞ。

 

 

 

二つのランキングに参加しています。

1位になりました!みなさんのおかげです!

一日一度クリックしてくれると励みになります^^

にほんブログ村 為替ブログ ポンド円へ
にほんブログ村


FX初心者 ブログランキングへ